コースケのチェリーアイについてまとめてみました。
今後、同じ病気になったわんちゃんの参考になれば幸いです。

チェリーアイとは…

瞬膜腺(第3眼瞼(がんけん))という涙をつくる腺が、角膜上にピンクのサクランボのような小豆大の固まりとして出て来る状態を言います。
コースケの場合、目の筋肉がだらんと締まりがなく感じられた(9/14)そうです。そして目を痒がり、猫が顔を洗うようなしぐさをしていたと思ったら、段々白いふくらみが出て来たそうです。 その後、一晩すぎて(9/15)みると赤く炎症し、両親は「目を何かでつっついて傷つけたのでは?」と、慌てて病院へ行ったところ、病名を告げられたのでした。

少しでも治るようにマッサージ中
本犬はいたって元気いっぱい!

治療は…

なるべく早く元の位置に押し込めるなど戻してあげた方がよいです。 放置しておくと乾燥して炎症を起こし、腫れるので余計に戻らなくなります。耳の裏から首にかけてのリンパマッサージで引っ込む例を教えて頂きました。(ビーグルの子供に多い病気で、遺伝と環境の半々の原因と言われています。ビー友の皆さんには沢山経験されている方がいらっしゃり、内科的治療(注射やコルチコステロイドや抗生物質の入った目薬、マッサージ等)で治る場合もあれば、手術で治す場合(ビー友の皆さんにも手術経験の方が何人かいらっしゃり、術後の経過数年後も特に問題なしとのことです。)もあり、病院やその子の症状によって治療方法等がかなり違うと思われます。 コースケの場合は初期段階でこの押し込める事ができず。手で掻いてしまったので、かなり腫れてしまった。(これは私がチェリーアイという病気の可能性(コースケのママmocoちゃんは4ヶ月で手術をしていた)を両親に伝えていなかったのが一番の原因とその後、後悔し、謝った) まさか家に来て1週間もしないうちにこんなことになるとは…。 これからビーグルの赤ちゃんと生活する方には是非気を付けて欲しいと思いました。何故ならこの病気はほとんど幼少時代に出るそうです。

手術について…

瞬膜腺は涙をつくる部分で、切り取ることは危険です。(昔の手術は簡単だったので、この方法が多かったそうです) しかし現在は、チェリーの部分を出てこないように戻して表面 を縫い合わせることにより、再発を防止させます(再発が全くないということではないみたいです。)。 片目が出た子は、もう片方出る場合があるので要注意です。 自然治療ができれば一番いいと思っていましたが、「結膜炎、角膜の損傷を誘起する場合」は、やはり手術が必要となります。 コースケの場合、なんとか目薬やマッサージで治らないものか?とも考えていた矢先、遊んでいる最中にチェリーの部分を摩擦等で傷つけた模様で、炎症が更に悪化し、血がにじんで来てしまいました。 慌てて病院に連れて行き、診察して頂いた所、手術した方がいいでしょうという結論に達しました(9/18)。 事前に調べていた事『切除手術はドライアイになる可能性が高く、やめてほしい事。』『埋没し縫合する手術を希望する事』を担当医(院長先生)に伝えました。先生も埋没し縫合する手術をするとおっしゃってました。 麻酔の心配もあったので、「2ヶ月なんですが、こんな小さい子が麻酔かけても大丈夫でしょうか?」と聞いた所、「まったく確率で(危険が)ないとはいえませんが、みんなほとんど小さい時にしかやらない病気だからね(こちらの病院ではよくある事例みたいで手術経験も豊富とみました)大丈夫ですよ」と言われ、早い方がいいという事で翌日の手術に決りました。

こんな事になって両親、コースケには本当に悪いことをしたなぁと思っています。ジローも母、shige、私でコースケを連れて慌てて外へ飛び出したので、只ならぬ 気配を感じている様子です。 ごめんね、コーちゃん。手術の無事を皆で祈っています。
ご心配、応援して頂いた皆さん。本当にありがとうございます。

手術(2004.9.19)

昨晩夜中にご飯と水をあげる。 本日は朝からご飯も水も我慢してもらう。
13時に病院へ預ける。
15時に迎えに行く。

麻酔でぼーっとしているが、元気な姿にほっと一安心 多少まだ腫れがあるが、これは時間と共に引っ込んで行くとの説明をもらう 引き続き点眼治療を続ける。 朝夕1回づつ(1日2回)の粉薬を貰う。 食事に混ぜて食べない時は針のない注射器を使うように言われた。
※水にといて、スポイトのように口に入れる


写真は術後帰宅直後のコースケ
mocoママさんに車で病院まで送ってもらった。 shigeと3人で病院へ送り届ける。 大丈夫と信じているものの、元気な顔を見るまでは心配でたまらない。 ジローは、コースケがいなくて寂しそうな感じだったそうです。(母談) お迎えは父とshigeと3人+ジローで。 コースケは保育器みたいな所に入って寝ていました。(無菌にするため?) ジローとも匂いを確かめあって、安心している様子。 たった1週間なのに、兄弟らしくなってきたなぁ。
※ジローのおできもついでに診察してもらう(にきびのようなもので心配ない。化膿止めを貰う) 関係ないけど、ジローは病院で「ジローさん」と、さん付けで呼ばれてた(笑) 3人いる先生のひとりが、なんとジローと同じお名前だそうです。
帰宅後は、水も飲まず、まず眠る。 そのうちお腹すいたようで、様子を見ながら数回に分けて食べさせる。水も飲むようになった。 吐かずにまた眠る。けだるい様子。 しかし、夜9時頃電話した時は、もうおもちゃで遊ぶまでに回復したと聞きました。 本当によかった。元気な顔を見るまでとても苦しかったです。

まだ少し腫れがある。
目薬で治そうね。

術後の様子


手術後翌日(9/20)の様子です。
もうすっかり腫れもひいて、あまり痒がることもなく安心しました。
 

その他(治療費税別)

2004.9.15/目薬¥12,000
2004.9.15/目薬¥12,500
2004.9.19/手術¥10,000
2004.9.19/麻酔¥18,000
2004.9.19/内服¥12,100